日本一の山「富士山」、その起源は約10万年前にこの地域で起きた火山活動だと言われています。
富士山が現在の姿になったのは約1万年前です。

富士山の原型となった御岳火山や古富士などの山々は、始めは噴火の際に「火山岩」や「火山灰」を噴き出す火山でした。
それが約1万年前ごろから、大量の「溶岩」を流す火山に変化してきました。

流れ出した大量の「玄武岩溶岩」はそれまでの地形の上に何層にも重なり、徐々に高くなった標高はついに現在の3776mにまで達しました。
富士山の地面の下には、この時、もたらされた玄武岩溶岩の層が重なっています。

当店の富士山溶岩は、富士山の山梨県側の五～六合目付近、深さ10メートル以内の場所から、40年以上前に採掘された「玄武岩溶岩」です。
（現在は富士山での採掘は禁止されています。）
富士山周辺の観光地のレストランなどでお肉を焼くプレートにするために採掘されたものですが、使用されることなく保管されていた原石を、縁あって当店に譲っていただきました。

とりわけ日本人にとっては特別な存在である富士山の溶岩を、山梨の職人が研磨加工した貴重な品をご紹介します。