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遊色水晶 (Iridescent Quartz) <仮称> |
(2010年9月改) 2009年にインドで産出したばかりの、この不思議な水晶にはまだ名前がありません。 この水晶の最大の特徴は、多色の色彩を放つ「虹」にあります。 「虹入り水晶」と呼ばれているものとは「虹」の原因が明らかに異なります。 オパールのような妖しい虹色は、現在知られている水晶のどのインクルージョン(内包物)とも異なる新発見の可能性があります。 鑑別したところ、天然水晶であり、人工的な着色処理などは一切行われていないことが分かりました。 アメリカでの世界最大の鉱物ショーで、最も注目を集める石として、今年話題になったことを契機に、海外の鉱物学者や研究機関からも大きな関心が寄せられています。 アメリカの鉱物学専門誌では特集が組まれるなど、新発見となるかもしれないこの水晶への注目の大きさがうかがえます。 この石はこれから、世界的なブームになるかもしれません。 |
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ただ、現在も著名な鉱物学の先生や鑑別機関が詳細な研究を行っていますが、この石の虹の原因究明は非常に難しいらしく、新種の水晶または新鉱物として認定されるには、まだ時間がかかりそうです。 |
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この水晶の虹色が、ラブラドライト等に見られる「イリデッセンス:遊色効果」に似ていることから、当店では仮に 「遊色水晶(Iridescent Quartz)」 と呼ぶことにしました。 遊色水晶の虹は、通常の水晶のようなクラック面に浮かぶ虹とは明らかに異なります。この幻想的な虹の原因はまだ分かっていません。 表面に赤い炎のゆらめきを映したようなもの、 角度によってメタリックな青や緑に輝くもの、 光る砂粒をまぶしたようなものなど、 誰もが「これは何だ」と声を上げてしまうような、不思議な妖艶な虹色です。 遊色水晶の形状には、アメジストのような平行連晶、サボテン水晶のような柱状結晶、メノウの表面を覆う晶洞型の結晶など、いくつかのタイプがありますが、どの形の群晶にも虹色が浮かびます。 |
遊色水晶の虹は、水晶の表面近くに見えるものと、内部の「幻影面」に見えるものに分けられます。 内部に虹が見えるものは、虹の面が形成された後、水晶が再成長して、その面を覆ったものと考えられます。 表面近くの虹と内部の虹ではまた雰囲気が異なります。 |
現在、世界的に有名なクリスタルワーカーが、この遊色水晶のリーディングを予定しているそうです。 この水晶が世界中のヒーラーや、この石を手にする人たちにとって、とても大きな意味を持つ「マスタークリスタル」となることは間違いないと思います。 残念ながら、この遊色水晶の産出量は当初から少なかった上に、現時点ですでに優良な原石の産出は減少しています。 最近では、質の低いものが出回ったことで、市場も混乱をきたし始めています。そのため、発見当初に見られた衝撃的な美しい虹を有する石は激減し、入手も非常に困難な状態です。 初めて遊色水晶を手にした人が、その本当の魅力を知る前に、この石は「幻の水晶」となってしまうかもしれません。 |
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当店では、初めて見た時の感動をそのままお伝えできるような、本当に質の高い石を厳選して確保し、皆様にご紹介していきます。 多くの人の心を一気に捉えた遊色水晶の真の美しさ・素晴らしさを、皆様に感じて頂けたらと思います。 鉱物学的にも、パワーストーンとしても、貴重な素晴らしい石として、これからこの水晶には正式な新しい名前がつけられるでしょう。鑑別、及びリーディングの結果が分かり次第、このページでご紹介いたします。 |
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