竹森鉱床は、山梨県甲州市竹森地区の「小倉山」の西山麗にあります。
地元の人には昔から「水晶山」と親しまれ、また、比較的行きやすい場所なので、鉱物愛好家の方たちもよく訪れる、有名な水晶産地です。
竹森の水晶は縄文時代や古墳時代の遺跡からも発見されており、古くから人々に利用されてきたことが分かっています。
水晶鉱山としての本格的な稼働は明治初期からで、当時は質・量ともに代表的な水晶産地でした。
その後大正時代に入ると産出も減り、大正12年の関東大震災で坑道が崩壊したことにより、採掘が終わったそうです。
数年前までは水晶山として開放されていて、多くの愛好家の方たちが自由に訪れていましたが、一部の悪質な採掘者が山を荒らしたため、地主様によって現在は立ち入り禁止になっています。
竹森産水晶の魅力は、何といってもその際立った個性です。
透明水晶から多種多様な内包物を含む水晶まで、非常にバリエーションが広く、鉱物の不思議な世界を十分に味わわせてくれます。
代表的な内包物は、トルマリン・雲母・緑泥石・板チタン石・鋭錐鉱・針鉄鉱などで、褐色のトルマリンを内包した「草入り水晶」「ススキ入り水晶」と呼ばれるものは特に有名です。
NPS270
山梨県竹森産水晶原石
サイズ 約 47mm×23mm×22mm 重さ 約28g
産地 山梨県竹森
●浄化用の白檀香と共にお届けします。
●アクリル台と天然石用粘土をお付けします。(写真とは異なる場合があります。)
※原石ですので、傷や欠けなどがある場合があります。
※石の色はご覧のディスプレイなどにより異なって見える場合があります。
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