荒川鉱山は、秋田県仙北郡荒川村(現・大仙市協和荒川)にあった銅山です。現在は閉山していますが、1700年(元禄13年)に久保田(秋田)の商人 川村庄右衛門によって発見されて以来、約240年に渡って国内屈指の銅鉱山として栄えました。
1876年(明治9年)に大鉱脈が発見され、明治後期~昭和初期にかけて銅の産出は最盛期を迎えました。坑道の全長は53Kmにも達したそうです。昭和初期には従業員は2000人超、周辺には生徒数800人超の小学校や病院、劇場、寺院、馬車トロッコなどが整備され、秋田市よりも約3年早く電灯が導入されるなど、一大鉱山街が発展しました。 しかしその後の資源の枯渇などにより、1940年(昭和15年)に閉山しました。
荒川鉱山に豊富な銅をもたらした地下の熱水は、同時に大量のシリカ(SiO2)を溶かしており、地中の温度・圧力が下がるとこれが石英(水晶)として析出するため、副産物としての水晶も多くあったと推測されます。
地質などの影響から、この地の水晶は透明~白色のみならず、紫水晶(アメシスト)や鉄分や硫化鉱物などの影響を受けた黄色~橙色の水晶も見られ、一つの結晶に複数の色が含まれる水晶も存在しています。豊富な熱水により、きれいな柱状結晶・群晶が作られたと思われます。
この石は、水晶にモスグリーンの鉱物が付着した、いわゆる「緑水晶」です。寄り添うように集まって成長した水晶の、先端部分を覆うグリーンはクローライト(緑泥石)と思われます。
一部の結晶の表面には石英などの微小な粒が付着し、降り積もった雪のように見えます。水晶の根元に成長した微小結晶も美しいです。
NPS308
秋田県荒川鉱山産水晶原石(群晶)
サイズ 約 157mm×80mm×62mm 重さ 約668g
産地 秋田県荒川鉱山(大仙市協和荒川)
●浄化用の白檀香と共にお届けします。
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