非常に稀少な山梨県黒平産黒水晶の原石から現れた、とても美しい煙水晶の勾玉です。
黒水晶原石の透明度の高い部分、色の淡い部分は煙水晶になります。
職人さんは少し色の薄い黒水晶だと思って加工していましたが、磨き上げてみてこれほど美しく透明な煙水晶が姿を現すとは思っていなかったそうです。
古くから日本の黒水晶の産地としては、岐阜県の苗木や滋賀県の田之上が有名ですが、山梨県の黒平鉱床でも限られた場所で立派な結晶が産出します。黒水晶ができるためには花崗岩中の放射線の影響が必要と考えられていますが、黒平の近くにはラジウム温泉もありますので、黒水晶のできる条件も整っていたのでしょう。
このたび、少しまとまった量の黒平産黒水晶の原石を確保できましたので(といっても数十キロ程度ですが)、日本の伝統工芸でもある山梨の水晶研磨をほどこした加工品を製作してみました。
おそらく黒平産黒水晶の加工品は、市場にほとんど存在しません。当店と、当店が懇意にしているもう一軒のお店以外には、まとまった量の黒平産黒水晶の原石を所持している方もいないと思います。
そのため当店では、「山梨県黒平産水晶の加工品」であることの保証書を発行いたします。この保証書の無い加工品が出回った場合は、偽物の可能性が高いとお考えいただいて結構です。
煙水晶とは茶水晶とも呼ばれる茶色の透明水晶です。天然の放射線や、水晶に含まれる微量のアルミニウムなどの影響で、このような色になったと考えられています。
この煙水晶の色が深く、ほとんど黒色に見えるものが「黒水晶」です。
煙水晶の最大の特徴は、心身の活力を保ち、疲れを癒すパワーにあるとされています。心の中の不安やストレス、苛立ちを抑え、持つ人にせまりくる不吉な気をはらってくれると言われています。
心身に疲れを感じたとき、この水晶と一緒にお風呂に入るとリラックスでき、活力が蘇って来るとも。
山梨県はかつて日本最大の水晶産地でした。
中でも山梨県と長野県の県境、金峰山一帯には、古くから水晶が採れた場所が数多くあり、黒平鉱山は乙女鉱山や水晶峠などと並ぶ代表的な鉱山の一つでした。
現在では山梨県の水晶鉱山はすべて閉山されているため、山梨県産水晶の入手は非常に困難になっています。
勾玉の不思議な形は、日本独特のものと言われています。
古代の日本で最初に生まれた月神信仰が、勾玉の形を作り上げたという説もありますが、この形が何を意味しているのか、はっきりとは分かっていません。
何故、日本人は勾玉に惹かれるのか?
我々の祖先はこの形にどのような祈りを込めたのか?
日本産の水晶で作られた勾玉は、太古と今をつなぐ道標…。きっと持ち主に必要とするメッセージを伝えるでしょう。
YS370
山梨県黒平産煙水晶勾玉
縦 約29×横 約17×厚み 約9mm 重さ 約7g
水晶の産地 山梨県黒平
加工地 山梨県
●当店の発行する産地保証書をお付けします。
●浄化用の白檀香と共にお届けします。
●革紐をお付けします。(紐は写真と異なる場合があります。)
●紙箱に入れてお届けします。(箱は写真と異なる場合があります。)
※研磨されていますが、内包物の影響などで表面に傷や滑らかでない部分がある場合があります。
※原石は商品に含まれません。
※石の色はご覧のディスプレイなどにより異なって見える場合があります。
※この商品は当店の他の店舗でも販売しているため、ご注文のタイミングによってはすでに売切れている場合がございます。その際は追って当店から連絡いたします。