日本式双晶

日本式双晶水晶の双晶とは、2つ以上の水晶がある一定の法則で接合したものです。接合の仕方によって 日本式、ブラジル式、ドフィーネ式 など数種類に分類されます。
「日本式双晶」とは、2個の水晶が84度33分の角度で接合した双晶です。
全体の形は「ハート形」「軍配型」「V字型」があり、ほとんどが薄い平板連晶になります。

日本では長崎県奈留島や山梨県乙女鉱山のものが有名ですが、近年は日本国内での水晶採掘は行われておらず、また日本式双晶の産地では採集が制限されるなど、日本産の「日本式双晶」は希少性が高くなっています。

日本式双晶は、日本産水晶の代表的な存在です。水晶好きなら一つは持っておきたいと思うのが、日本式双晶。
鉱物コレクターの間では常に人気を集めており、水晶を展示する博物館のほとんどがこの日本式双晶を特別な水晶として展示しています。
独特の形の美しさ、自然の神秘を感じさせる雰囲気は、鉱物マニアならずとも魅力を感じるものではないでしょうか。

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