アイスクリスタルは、2006年6月、ヒマラヤ山脈の氷河が温暖化で溶けた場所で、初めて発見された水晶です。
インドのヒマラヤ山脈、ヒマチャルプラディッシュ州クル市マニカランの一つの鉱山からのみ産出します。叩くとキーンと高い金属音がするものが多く、産地ではシンギングクォーツ(Singing Quartz)とも呼ばれています。
アイスクリスタルは、まるで氷柱を彫刻刀で削ったような不思議な姿をしています。
カルサイトなどの他の鉱物や固い岩盤の隙間で水晶が成長し、その後、何らかの理由で水晶だけが残ったために、岩盤などに干渉された跡が激しい凹凸になっています。そのため「蝕像水晶」と呼ばれることもあります。
アイスクリスタルには「トライゴーニック」と呼ばれる逆三角形の食像が見られるものがあります。レムリアンシードに見られる上向き三角形の「レコードキーパー」よりも珍しい特徴です。
また、天然水晶にはほとんど見られない「C面」が現れるのも、アイスクリスタルの特徴です。C面とは、結晶の長軸に対して垂直な面のことです。天然水晶ではボリビアのアメトリンとアイスクリスタルなどだけに見られる特徴です。(※全てのアイスクリスタルにトライゴーニックやC面があるわけではありません。)
<最近になってC面とトライゴーニックを持つ水晶がブラジルで発見されました。「トライゴーニック水晶」としてご紹介しています。>
見た目はごつごつとしていて荒々しい印象のアイスクリスタルですが、触ると意外になめらかで予期せぬ温もりとやわらかな気配に驚かされます。トライゴーニックやC面など、他の水晶には見られない珍しい特徴を持ち、温暖化によって初めて人々の前に姿を現したアイスクリスタル。
どんなメッセージを私たちに伝えようとしているのでしょうか・・。
残念なことに現在、アイスクリスタルはほとんど産出しなくなってしまいました。氷河の融解はより標高の高い場所まで進んでいるそうですが、当初、産出したような特徴的なアイスクリスタルは全く見られず、現在は市場にもほとんど出回らなくなっているようです。
天然石の色はご覧のディスプレイなどにより多少異なります。また傷や欠け、内包物の露出、研磨の跡などがある場合があります。
アイスクリスタルは、2006年6月ヒマラヤ山脈の氷河が温暖化で溶けた場所で、初めて発見された水晶です。
インドのヒマラヤ山脈、ヒマチャルプラディッシュ州クル市マニカランの一つの鉱山からのみ産出します。叩くとキーンと高い金属音がするものが多く、産地ではシンギングクォーツ(Singing Quartz)とも呼ばれています。
アイスクリスタルは、まるで氷柱を彫刻刀で削ったような不思議な姿をしています。
カルサイトなどの他の鉱物や固い岩盤の隙間で水晶が成長し、その後、何らかの理由で水晶だけが残ったために、岩盤などに干渉された跡が激しい凹凸になっています。そのため「蝕像水晶」と呼ばれることもあります。
トライゴーニックやC面など、他の水晶には見られない珍しい特徴を持ち、温暖化によって初めて人々の前に姿を現したアイスクリスタル。
どんなメッセージを私たちに伝えようとしているのでしょうか。